トラネキサム酸(トランサミン)

トラネキサム酸は、肝斑に効果がある美白成分で、肝斑の治療に用いられることが多いです。

もともとは、止血剤として認可を受けた薬だったんですが、最近では美白や肌荒れに効果があるということで美白化粧品に多く配合されています。有名なところでは資生堂のHAKUかそうですね。

シミの中でも女性特有のものに「肝斑」と呼ばれるシミがあるわけですが、女性ホルモンのバランスが乱れることでプラスミンという情報伝達物質が分泌されることによって、メラニンを生成するメラノサイトを活性させてしまうことが主な原因だといわれています。

トラネキサム酸が肝斑に効果があるといわれるのは、メラノサイトの活性化の原因となる情報伝達物質のプラスミンをブロックする働きを持っていることからなんです。

皮膚科では主にトラネキサム酸は内服薬の「トランサミン」が処方されます。

肝斑の治療の場合、トラネキサム酸は保険が適応されるケースが多いです。ただ、他のシミと混在していたり、より確実にシミを消そうという場合は保険が効かない治療法(ハイドロキノンなど)と組み合わされることがあるので、ここはしっかり医師と相談しましょう。

ちなみに市販薬として第一三共ヘルスケアからトランシーノというものが販売されていますがこちらは6,000円もするかなり高いお薬なので、皮膚科で「トランサミン」を処方してもらったほうが断然安上がりだと思います。

トラネキサム酸(トランサミン)によるシミ治療ですが、内服薬を使う場合、治療効果を実感できるのは治療開始から4、5週間ぐらい経ってからです。ただし、肝斑と肝斑以外のシミが混在している場合は効果が現れるタイミングなどに違いがあります。

シミの状態の経過にもよりますが、トラネキサム酸だけでシミがよくなりそうであれば引き続き、治療が続けられますが、症状によってはビタミンCやハイドロキノンなどを併用する場合もあります。

ちなみに肝斑のある肌にはレーザー治療は利用できません。肝斑が悪化してしまうからです。そのため肝斑とそれ以外のシミを見分けられないようなヤブ医者にシミ治療をお願いすると余計シミがひどくなったりするリスクがあるので注意が必要です。

肝斑自体はそれほど治療が難しいシミの種類ではないのですが、他のタイプのシミと混在している場合は、治療方法の組み合わせが難しく、レーザー治療が使えないためシミのないきれいな肌にするには時間がかかります。

また、肝斑は再発する可能性の高いシミなので、定期的な観察と治療が必要だと言われていることも付け加えておきます。

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